学校というところは本当に残酷な一面を持っている場所だと僕は思います。
以前僕はいじめにあっていたんです。
理由は僕が包茎だから――。
これって今思えば完全な差別ですよね?
でも、当時はこんないじめがまかり通っていたんです。
僕をいじめるリーダーはいかにもちんぽが大きそうな奴で、たとえるならば人の良くないジャイアンです。
今思えば実は彼も包茎だったのではないか?
そう思えるほど、やけにペニスの大きさや包茎具合についてよく知っていたし、そのことを男性の価値のように大きな声で言い、仲間に話していました。
僕の包茎がばれたのは夏休みのプールでした。
人前で裸になることを恐れていた僕は、出来る限り友達と一緒のお風呂やシャワーといっったペニスが露出する状況を避けていたのですが、学校の授業である水泳では仕方ありません。
ジャイアンは前々からそんな僕のことは「あいつはきっと包茎だろう」と目を付けていたのでしょうね。
タオルを腰に巻き、さっさと着替えようとする僕のところにすたすたと歩いてきて、そのタオルを大勢の友達がいる前で取ったのです。
僕のぺ二スは包皮が亀頭の先っちょまで完全に隠れていました。
それから僕のあだ名は……言いたくありません。
先生が女性の教師だった為に相談もできませんでした。
あの頃のことは今でも思い出したくありません。
男の友達からいじめているだけならまだよかったのですが、クラスの中などで「おい、包茎やろう!」などど大きな声をあげていれば、それは当然女性徒にだって聞かれますよね。
いつからか僕はそんな女性徒の目線まで気にするようになりました。
何だか僕のことを包茎だから駄目な奴――そんな風にクラスの女子全員が見ているような気がしてきたのです。
そして、その思いは現実のものとなりました。
ある日、クラスの中でもヤンキー風な女子が掃除をサボっていたのです。
僕はたまたま同じ日の掃除当番だったのですが、文句を言うのも怖いので黙々と掃除をしていたのですが、ふとその女子と目が合ったのです。
すると彼女は「何見てんだよ! この包茎やろう」と……。
僕が何か悪いことをしたでしょうか?
いえ、ただ包茎だっただけなんです。